算数の基本・その4

以上以下未満~より~から~までのこと

二つの似た言葉を同時に覚えようとすると混乱することがよくあります。こういう場合はどちらか一方をしっかり覚えましょう。「未満」は「未(いま)だ満たない」という意味で 例えば 10未満と言う場合には、10に達しないと言う意味 つまり 10を含みません。よって「未満」とは、その数を含まないという意味です。

以下の「以」は「10より」の意味で「以下」となると「10より下」なので10を含みます。以上」は「10より上」なので10を含みます。10以下1以上→10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 です。

ではよくある歓楽街の「18歳未満お断り」はどうなるんでしょう。未満は18歳を含まない→17歳の364日23時59分59秒はその快楽を得ることはできません。同じ意味で「18歳以上入店可能」ということになります。以上の以は「18歳より上」になるからです。18歳のお誕生0:00から その快楽のるつぼです。

スナックどんぐり♪ 20歳未満おことわりよ

さんちゃん 小学生のギャグではないですな💦


乗り物の料金は 結構こまかく分かれていますよね。
乳児 【1歳未満無料】→お誕生日前日まで
幼児 【1歳以上6歳未満無料】→1歳お誕生日から6歳お誕生日前日まで
こども【6歳以上12歳未満おとな料金の半額】6歳お誕生日から12歳お誕生日前日まで
おとな【12歳以上おとな料金】

 ※6歳でも幼稚園児は「幼児」・12歳でも小学生は「こども」

そして「~より」は 例えると「~より大きい」の「より」です。
「より」は背比べをした感じです。●●君より△△君のほうが大きい。●●君の身長は含みません。△△君は●●君よりも大きいことが言いたいのです。「10より大きい」なんて時 10は含みません。

それと似たもので「~から~まで」があります。背の順に並んだ時●●君から△△君まで なんてことありますよね。どちらも含みます。今後出てくる「上から2けたの概数で」なんてやつです。1の位と10の位のことです。そう 含むのです。