この章では 計算の順序や工夫した計算 それから中学1年で習う文字式の導入部分を勉強します。中学受験で必須の「つるかめ算」「うえき算」なんかもチャレンジ問題ででてきます。後の章の「速さ」では「旅人算」「出会い算」もあります。よく登場するのは トンネルか鉄橋通過のパターンです。ちょっとコツのいる問題を「特殊算」とよんでいます。
計算のきまり
今までに勉強した計算のルールです。
①たし算は入れ替えても答えは同じ
例:1+2=2+1 →3
②左からたしても まとめても 答えは同じ
例:1+2+3=1+(2+3)→6
③かけ算は 入れ替えても答えは同じ
例:1×2=2×1 →2
④たくさんの数のかけ算は 順序をかえても答えは同じ
例:(3×2)×5=3×(2×5) →30
⑤まとめても 別々でも 答えはおなじ
例:(8+2)×7=8×7+2×7 →70
例:(8-2)×7=8×7-2×7 →42
⑥わり算は わられる数とわる数に同じ数を かけても わっても 答えは同じ
例:6÷2=3 両方に10をかけて(6×10)÷(2×10) 60÷20=3
例:60÷20=3 両方を10でわって(60÷10)÷(20÷10)6÷2=3
このようなルールを使って計算をしてみます。
【問題62】
4.2÷0.25を 0.25×4=1を使って計算してみましょう。
はてはて なにをしていいやら 全くわからないよ
どうやら 0.25に 4をかけると 1 になる→簡単に計算できる!です。
4.2÷0.25(0.25に4をかければ 1 です)
計算のきまりの ⑥わり算は わられる数とわる数に同じ数を かけても わっても 答えは同じをつかいます。
4.2÷0.25=(4.2×4)÷(0.25×4)=16.8÷1 =16.8 です。
「4をかける」は なれが必要ですよね。
【問題63】
98×0.5を 計算してみましょう。なにも工夫がみられなければ 先生から✕をもらいますね。
まず「98」に目をつけて
(100-2)×0.5=100×0.5-2×0.5
→カッコをばらばらにして 両方に0.5をかける
計算のきまりの ⑤まとめても 別々でも 答えは同じ を使いました。
計算してみます。
(100-2)×0.5=100×0.5-2×0.5
=50-1
=49
なんか 工夫すると少し天才になった気分がします。